木視率とは

木視率

木視率(モクシリツ)という建築用語をご存じでしょうか。
字の通り、木の見える、割合のことです。家のどこかに立ち、あたりを見た時、目に見えるモノの中で、木肌が見える割合が、全体の何パーセントあるかを示すものです。 部屋の中に、木が見える割合が、多い家ほど「安らぎ」を感じるといいます。一般的な住まいは、20%程度といわれていますが、木視率が40~50パーセントある家は、格段に安らぎ感が、増すそうです。
不思議なことに、木視率は、高ければ良いというわけではなく、木視率100パーセントは、40パーセントにくらべると、安らぎ感は、減るそうです。
無垢材が、40パーセントくらい見える家にするには、どこにどのような木を配置するのが良いのでしょう。

木肌=木の表面


リビングルーム

リビングルーム

家族が集まるリビングルームは、安らげる部屋にしたいもの。
左の写真は、ちょうど木視率40パーセントくらいのリビングルームです。
柱や梁、建具に木をあしらい、古民家風のインテリア。
壁は塗り壁で、質感も良く、落ち着いた雰囲気です。


トイレ

トイレのような狭い空間も、ほどよく木を使うことで、格段に落ち着いた空間になります。
無垢材のフローリング、壁には腰壁を貼り、耳付の楢材の手洗いカウンターを取り付けて、自然味あふれるトイレにしています。
珪藻土の塗壁のしっとしとした質感もよく、空気が浄化されるような、居心地のよい空間になります。狭い場所だからこそ、安らぎ効果大です。

トイレ


システムキッチン

キッチン

キッチンも木をあしらうと、インテリアとしてのグレード感も増します。
写真は、マコレという無垢材を使って作ったシステムキッチンです。水のかかりやすい、天板はステンレスにし、引き出しや扉の部分に無垢材を使っています。
マコレ材は、湿気や虫害に強い性質の木ですので、水まわりに適しています。引き出しなど、手を触れる部分に木を使うことで、木のぬくもりから得る、安らぎ感も、見逃せません。


くつろげる家づくり

家が欲しい。と、思いはじめた頃は、どんな間取りがいいか、部屋数はどのくらいがベストなんだろう? などと、図面が頭の中を締めてしまいがち。 次には、収納のことや、キッチンの設備、省エネ機器、そのうち、風水も気になりはじめます。
でも、家の最初の目的は、実は、別のテーマがあったりします。
自分の住まいが、「いかにくつろげるか」ではありませんか?木視率という言葉は、まさに自分の住まいが、いかにくつろげる条件を満たしているかを知るのに、覚えて置くと役立つかと思います。
家が欲しい。と、思い始めたら、木視率を思い出してください。